生食と加熱の見極め方

備前黒皮かぼちゃの食べ頃

備前黒皮かぼちゃは、若採れの段階では生で食べることができ、時間と共に追熟すると加熱調理がより美味しくなります。

  • 若採れの備前黒皮かぼちゃは、キュウリや若いメロンに近いさわやかな香りと甘みがあります。みずみずしさとシャキッとした食感が楽しめます。皮が薄いので包丁でカットしやすく、そのまま食べられます。サラダや生食がおすすめです。
  • 完熟の備前黒皮かぼちゃも生で食べられますが、皮が硬くなり食味も変化しているため、加熱調理に向いています。
  • かぼちゃの表面についた白い粉のようなもの(ブルーム)は熟していく証なので、無理にこすり落とす必要はありません。追熟したかぼちゃは香りと甘みがさらに増し、食感はねっとりとなめらかになります。
  • 高温や温度変化の大きい場所で保存すると、追熟・劣化のスピードは速くなります。

生食?加熱?

上記は若採れの備前黒皮かぼちゃの半分に切った断面図です。

生食向きの備前黒皮かぼちゃは、ワタがまだ繊維状になっておらず中身が詰まっており、身は若干緑がかった黄色をしています。切った瞬間にさわやかな香りが広がります。

保存状態によりますが、生食が可能な期間は、収穫からおよそ2週間程度の短い期間です。若採りの備前黒皮かぼちゃをGETした際にはぜひ生食レシピをお試しください。

上記は追熟した備前黒皮かぼちゃの断面図です。

収穫後かぼちゃは次第に水分が抜けていき、ワタが繊維状になって空洞が出来てきます。皮やタネが硬くなり、果肉の色は黄色からオレンジ色に変わります。
完熟したかぼちゃを切った際に広がる香りは、メロンや柿のように芳醇でフルーティです。
尚、皮を指で押さえた際に「弾力がある」「若干やわらかく感じる」ときは熟れすぎのため、注意が必要です。食味が落ちかけていますので急いでお召し上がりください。

見極め方まとめ

  • 収穫から2週間程度の若採れの段階では生で食べられる
  • 若採れの皮は薄く切りやすい
  • 若採れのかぼちゃはワタが繊維状ではなく詰まっている
  • 若採れのかぼちゃを切ると緑がかった黄色でさわやかな香り
  • 完熟しても生で食べることはできるが加熱調理のほうがおすすめ
  • 完熟したかぼちゃは水分が抜けて中身が空洞になり果肉はオレンジ色
  • 完熟するにつれ甘味とフルーティな香りが増し、なめらかでねっとりとした食感に

これらのポイントを把握し、備前黒皮かぼちゃの食べごろを見極めて、おいしい料理を楽しんでください。