備前黒皮かぼちゃレシピサイトをご覧いただきありがとうございます。
当ウェブサイトは岡山県瀬戸内市で復活を遂げた「備前黒皮かぼちゃ」を、様々な人に知っていただき食べていただく為に、美味しいレシピや備前黒皮の情報を発信していくサイトです。
備前黒皮かぼちゃとは?
備前黒皮かぼちゃは昭和初期に瀬戸内市牛窓地区を中心に栽培されていた日本かぼちゃの代表品種です。
戦時中~戦後の食糧難の時代には貴重な命つなぎの一つであったと記されています。
しかし時代の流れと共に生産の主流が西洋かぼちゃに移り変わり商用としての栽培が途絶えてしまいました。
そして備前黒皮かぼちゃが生産されなくなって幾星霜、「在来種・固定種野菜のタネを守ってゆきたい」という信念のもと7人の有志が集まって「備前黒皮を復活させる会」を発足しました。
その翌年2015年、平成以降では唯一の生産者であったとされる山本晴夫さん(故人)より僅かに保存されていたタネを受け継ぎ、瀬戸内市での栽培が奇跡的に復活したのです。
備前黒皮かぼちゃのレシピについて
備前黒皮かぼちゃは水分を多く含むため瑞々しく、甘さは控えめでさっぱりしています。
その為、美味しい調理方法が西洋かぼちゃとは異なります。
煮くずれせず味付けしやすいことから料亭で重宝されたと伝えられる備前黒皮かぼちゃですが、当時のレシピの情報は少なく、さまざまなシェフやパティシエが試作調理して美味しいレシピを考えました。
備前黒皮かぼちゃの食べごろは?
若採りの備前黒皮かぼちゃは瓜に近いフルーティな香りと甘みがあり、皮まで食べられるのでサラダや生食がオススメです。
追熟すると表面に白いブルームがでてきます。
ブルームは一見白い粉なので農薬やカビのように勘違いされる方もおられますが、かぼちゃに含まれる脂質が表面に出てきたもので、雨や病気からかぼちゃを守り鮮度を保つ役割を持っています。
ブルームが出てくると備前黒皮かぼちゃ独特の香りと甘みが増し、きめが細かくなめらかな舌ざわりを楽しめます。
完熟の備前黒皮かぼちゃも生で食べられますが、硬いと感じる方は600Wで60秒を目安に電子レンジで加熱すると食べやすくなりますので、当サイトのレシピでも推奨しております。
湯通しでも同様に食べやすくはなりますが、せっかくのかぼちゃの栄養価が外に出てしまうのと、レンジアップに比べて手間もかかります。